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こんにちはひたちなか市のグレース鍼灸整骨院です。9月になりましたね、今日はヘルニアについてお話しします、最初に言います腰痛がない人でもヘルニアになってる人はいます。後ほど説明していきます。まずは定番のウンチクからラテン語の『飛び出す』を意味します。英語ではLumbar disk herniation:LDHです。ブログのタイトルです。

20代から30代とともに椎間板の弾力性が失われ腰への負担がかかり椎間板の繊維輪という所に亀裂が生じます。繊維輪の外側には神経が通っているので亀裂した場合、強い痛みがでます。またその時に亀裂が出来た部分に神経が入り込んでしまうとその後慢性的な腰痛の原因にもなります。
ヘルニアと聞くと痛みや痺れなどを想像すると思いますが痛みがある場合とない場合があり、ヘルニアがあっても痛みの原因がヘルニアでない場合もあります。
神経根と言われる場所がヘルニアにより圧迫されると浮腫や血流が悪くなり炎症が起こり神経が過敏になりお尻や足に神経痛がでます。例えば正常な人を麻酔を使い神経根を鉗子で圧迫しても感覚麻痺や異常感覚はでても痛みは起こりません。

ヘルニア症状

つまり、圧迫=症状ではなく炎症があるかないかがポイントです。神経根自体は末梢神経と違い、神経周膜と神経上膜がないので外力に弱く浮腫も起こりやすい特徴があります。

ヘルニア 圧迫=症状ではなく炎症があるかないかがポイント

次はヘルニアのタイプを説明します。

ヘルニアのタイプ

下の2つは髄核が自然吸収されるタイプです。自然吸収されるという事は圧迫がなくなるので症状が無くなるのも早いです。※平均3.5ヶ月で自然治癒

成人のヘルニアは髄核が主で繊維輪の一部とともに脱出するものが多いです。髄核や瘢痕組織が血管を圧迫すると血流が低下するので炎症が強くなります。50歳以上では髄核がチーズ状に脱水してくるので髄核の脱出は起こらないのと椎間板の変性により椎間板内圧が低下するのでヘルニアになりにくいです。
ヘルニアが中心に脱出する(中心性ヘルニア)と脊髄神経を圧迫する為に脊髄症状がでます。

脊髄症状は以下のとおりです。
⚪︎下肢痛
⚪︎脱力
⚪︎腱反射異常
⚪︎感覚障害
⚪︎膀胱直腸障害

ヘルニアの治療は安静にする事で炎症を抑えます。内服薬では非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDS)や筋弛緩剤や神経性疼痛緩和薬(リリカ)など。
注射では椎間板ブロックや硬膜外ブロックなど。酵素注入療法は保存療法で十分に改善しないケースが対象で後縦靱帯下脱出型に有効とされ一般名がコンドリアーゼで2018年に保険適応されました。
手術ではヘルニアのタイプにより手術方法が変わりますが髄核摘出術や髄核を熱凝固して椎間板内圧を減少させる高周波椎間板減圧術、その他の摘出術があります。

日常での注意する事は体重を増やさない事や椎間板内圧は体勢によっても変化します、特に直立姿勢で100%掛かるとしたら座位は140%前屈みの座位は185%掛かってきます、デスクワークの方は注意ですね!そして仰向けで寝るは何と25%です。少ないです!

こればっかりは仕方ないですがヘルニアになりやすい体質の方も当然います、なので以上の事を踏まえて生活して頂くとリスクも減ります。椎間板ヘルニアがある場合、筋・筋膜痛が現れます、当院のトリガーポイント療法で症状を抑える事も出来ます。

最後にこの世の中からヘルニアが無くなりますように。
今日は以上です。

ひたちなか市グレース鍼灸整骨院 院長より。

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