こんにちは。ひたちなか市のグレース鍼灸院・整骨院です。今年もよろしくお願いいたします。
今日は橈骨神経麻痺についてお話しします。当院でも1年に3人くらい来ます。

主な原因は上腕骨骨折
長時間の腕枕(やる側)
飲酒や睡眠薬を飲み、そのまま寝てしまった
などの橈骨神経が長時間圧迫された時です。
橈骨神経麻痺には
- 二の腕(高位麻痺)
- ︎肘(下位麻痺)※後骨間神経麻痺とも言われます
が圧迫された場合により症状が変わります
橈骨神経麻痺は高位麻痺が頻度が高く下垂手(かすいしゅ)
と呼ばれる状態になります。橈骨神経は前腕の伸筋、外転筋、回外筋を支配している為に
運動麻痺が起こり手首が上がらなくなり下垂手になってしまいます。
下位麻痺はフロセのアーケード(前腕回外筋の入口部)
が狭いトンネルになっていて可動性が悪い為に圧迫されやすいので麻痺が起きてしまいます。
ちなみに下位麻痺の場合は手首の運動は出来るのですが指が伸びません。
橈骨神経の浅枝は皮膚の知覚にも関係するので指の感覚が無かったりピリピリする感じがしたりします。

上の写真は高位麻痺です。

鍼に電気をかけてます。

上の写真は治療を終わりにした時です、しっかり握る事も出来るようになりました。
この患者さんは箸が上手く使えない、洗濯バサミが上手く出来ないと言っていたのですが
それも出来るようになりました。
通常は神経の圧迫は自然に治るのですが、治るまで日常生活に支障が出ます。
何でもそうですが早く治療した方が早く治りますし何もしないより治療した方が良いに越した事はないですね。
今日は以上となります
最後まで読んで頂きありがとうございました。