線維筋痛症と認知行動療法

こんにちはひたちなか市のグレース鍼灸整骨院です。蒸し暑くなってきましたね。途中まで書いてたブログが消えてしまい、完成するまで時間がかかってしまいました。今日は線維筋痛症についてです。

主な症状は激しい痛みがあり、疼痛症状以外にさ様々な身体性の症状が伴います。多い順に全身痛、関節痛、筋肉痛。身体症状では疲労。リウマチ膠原病症状では手足のこわばり、乾燥症状。精神症状では睡眠障害や不安感、抑うつなど。神経症状は頭痛、手足のシビレ。血液検査や画像検査も異常は見当たらない。

2004年の厚生労働省研究班の住民調査では人口(12歳以上)1.7%(200万人)2011年インターネット調査(20歳以上)では約2.1%(212万人)推計されてます。男性より女性の割合が5〜7倍高いのも特徴です。中年女性が多く、若年性線維筋痛症は全体の4.1%です。原因は不明でこれまでの論文などでは身体的、心的ストレス、遺伝子要因、炎症などの免疫異常などが挙げられますが、これらのエビデンスが限定的であり、今後の研究で期待されます。

誰しも疼痛が慢性化すれば不安や抑うつ状態になりやすく慢性疼痛で心が病むと皆、線維筋痛症の診断に至ってしまう為、疾患概念そのものの存在を否定する医師や論文なども多数存在し世界的にも診断が確立してないのが現状です。

線維筋痛症と認知行動療法
線維筋痛症と認知行動療法

鍼治療は線維筋痛症に有効か?

日本線維筋痛症学会では低からから中レベルのエビデンスがあり鍼治療は痛みとこわばりの減少、睡眠、疲労の改善をする。この効果が1ヶ月は続くが6ヶ月の持続効果は認められないと書いてあります。私自身の経験状態、身体にコリを感じる場合に鍼をしても症状緩和にならない場合も多いです。また中には鍼のチクッとした刺激が我慢出来ない方もいて施術が行えない場合もあります。


慢性痛と認知行動療法(CBT)

通常、痛みが出ると信号が脳(扁桃体)に伝えられて痛みを和らげる物質を放出される仕組みになっています。その役割を果たすのが『側坐核』という部分です。そして側坐核の機能が低下すると痛みの信号が来なくっているのに脳が興奮状態に陥ってしまい、痛みや不安、恐怖などの感情が持続してしまいます。

では側坐核を活性化させるのにはどうしたらいいか?それは達成感を積み重ねる事!どういう事かと言うと慢性痛の患者さんは以前は簡単に出来ていた事が痛みがある為、日常生活で出来なくなっている事が少なくないので、日常の小さな達成感を積み重ねると『痛みがあってもこれだけ出来た』と感じる事で側坐核が元気になり痛みを抑えてくれる手助けをしてくれます。

慢性痛と認知行動療法(CBT)

これを認知行動療法と言います。メンタルクリニックなどでも使われています。自分が趣味や特技にしていた事や自分の好きな事を行う事が大事です。

資料元:

  • 例1:歩行困難な人旅行が行きたい→歩いて本屋さんまで行き旅行の本を買う。
  • 例2:腰部の痛み立ってるのが辛い→趣味の料理を作れた。
  • 例3:首の痛み軽めのダンベルを持ち上げる事を目標にして、そこから徐々に重くしていき、軽い所から始めて出来た!と言う経験を積み重ねる。
  • 例4:ブログが消えてやる気がでない→もう一度調べて自分の知識が増え、読んでもらえる。

以上となります、最後まで読んでいただきありがとうございました。

ひたちなか市グレース鍼灸整骨院 院長より。

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