こんにちはひたちなか市ウェルシアひたちなか外野店1091号店前グレース鍼灸整骨院です。毎日暑い日が続いていますね。しっかり水分補給して下さい。
今日はバネ指についてわかり易くお話しいたします。バネ指は弾発指(だんぱつし)とも言いい指を曲げてから伸ばすときに“カクッ“という感じになる為そう言われています。
手の指は腱で指の曲げ伸ばしをする事ができ、腱鞘(けんしょう)と呼ばれるトンネルの中を通っています。腱鞘からは滑液が出ていて摩擦の防止、腱の浮き上がりの抑制する為の輪状靭帯や十字靱帯が点在しています。
バネ指を起こすのはA1腱鞘が多いです。バネ指は
①使い過ぎ←腱や腱鞘に大きな負荷がかかる為
②妊娠中、出産後←エストロゲンの分泌バランスが悪くなり更年期同様。
③更年期←エストロゲンの分泌低下により腱や腱鞘にダメージが受けやすいです。
④糖尿病←腱そのものが太くなる為。またA1、A2もなりやすいです。
⑤透析の人←アミロイドが沈着し腱鞘が肥厚する為。
子供もバネ指になる事もありますが、腱の部分的肥厚のみで腱鞘や靭帯の炎症は認めないので痛み自体も余りありません。自然治癒していきます。
通常の生活では腱と靱帯の炎症では一晩寝れば治りますが一晩の修復で来る範囲を超えたほどの無理を繰り返す事で輪状靭帯は肥厚し腱を締め付けるまでになります。そして腱の一部にシワが寄ることで次第に大きくなり結節になります。
初期症状は指の付け根に痛みや腫れ、熱感などの炎症症状や指の運動時に痛みが出たりします。バネ現象などもなく、日常生活にも支障はないです。
症状が進むと朝起きて指を動かした時の強い痛み、曲げた指がスムーズに伸びない、腱の腫瘤が出来たりします。
さらに症状が悪化すると指が動かなくなってしまうロッキングという状態になってしまいます。日常生活にも支障をきたします。そうなってしまうと腱鞘切開以外に方法がなくなってしまいます。
保存療法ではステロイド注射がありトリアムシノロンという薬剤を腱鞘内に注射します。注射では60〜90%の方に有効とされていますが再発率も半年で30%、1年で50%とされています。また腱への注射は腱自体を傷つけてしまったり腱が弱くなるので頻繁には注射出来ません。
ですので注射も手術もしたくない、そのような方は是非、当院に一度ご相談下さい。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
ひたちなか市グレース鍼灸整骨院 院長より。