なぜパソコン作業の人は食いしばりや顎関節症が多いの?

最近「歯を食いしばっている気がする」「顎がカクカクする」「口が開けにくい」といった症状で来院される方の多くが、長時間パソコンを使うお仕事をされています。実は、パソコン作業と顎のトラブルには深い関係があるのです。

姿勢の崩れが顎に影響

パソコンを使うと、どうしても首が前に出た姿勢になりやすくなります。首や肩の筋肉が緊張すると、顎を支える咬筋や側頭筋にも力が入り、無意識に食いしばる状態が続いてしまいます。

集中すると歯を食いしばる

人は集中すると体を安定させようとするため、下顎に余計な力を入れがちです。キーボード入力やマウス操作に夢中になっているとき、気づかないうちに歯を噛みしめていませんか?

目の疲れとストレス

画面を凝視することで眼精疲労が起こり、それが顎周りの筋肉の緊張につながります。さらに、仕事のストレスや緊張状態も食いしばりを強める大きな要因です。

顎関節症につながる理由

長時間の食いしばりが続くと、顎関節の関節円板や靭帯に負担がかかります。「口を開けると音がする」「顎が痛む」「大きく口を開けにくい」などの顎関節症の症状が出やすくなります。

鍼灸でできるアプローチ

鍼灸では、食いしばりで硬くなった咬筋や側頭筋を直接ゆるめることができます。さらに、首や肩の緊張、目の周りの疲れにもアプローチできるため、顎だけでなく頭全体の重だるさも軽減しやすくなります。自律神経を整える作用もあるので、ストレスや睡眠の質にも良い影響が期待できます。

予防のためにできること

  • 1時間に一度は休憩して首や肩を回す
  • 足を床につけ、骨盤を立てて姿勢を整える
  • 上の歯と下の歯は常に離し、舌を上あごにつける「リラックスポジション」を意識する

鍼治療で筋肉をゆるめ、自律神経のバランスを整えることで、症状の軽減や再発予防につながります。日常の習慣と鍼のケアを組み合わせて、顎を守っていきましょう。

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