グレースです。今日はホルモンのお話です
プロゲステロン(黄体ホルモン)は、女性の体内でとても重要な働きを担うホルモンの一つで、特に月経周期・妊娠・女性の健康全般に深く関わっています。
プロゲステロンの主な役割
月経周期の調整
– 排卵後に卵巣の「黄体」から分泌され、子宮内膜をふかふかに保つ。
– 受精卵が着床しやすい環境を整える。
– 妊娠しなかった場合、プロゲステロンが減って月経が起こる。
妊娠の維持
– 妊娠が成立すると、プロゲステロンは妊娠を維持するために大量に分泌される。
子宮筋の収縮を抑えて、流産を防ぐ。
– 免疫の過剰な反応を抑えて、胎児を守る。
自律神経やメンタルの安定

-GABA(脳内のリラックス物質)に似た作用があり、心を落ち着かせる働きがある。
→ 睡眠の質の向上、不安の軽減など
乳腺の発達・変化
– エストロゲンとともに乳腺を発達させる。
– 生理前の胸の張りに関与する。
体温の上昇
– 排卵後に基礎体温を0.3~0.5℃上昇させる。
→ 基礎体温の変化で排卵やホルモンバランスを把握できる。
エストロゲンとのバランスがカギ
プロゲステロンとエストロゲンは、拮抗しながら協力し合う関係です。
– エストロゲンが優位すぎると「エストロゲンドミナンス(過剰)」になり、
→ PMS、むくみ、乳房の痛み、イライラ、不正出血などが起こりやすくなります。
まとめると
プロゲステロンは「守りのホルモン」とも言われ、妊娠や女性の体を整えるために非常に重要な存在です。不足や乱れがあると、PMSや不妊、気分の乱れなどさまざまな症状につながることもあります。
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