今日は、美容と表情に深く関わる「頬筋(きょうきん)」についてお話しします。
頬筋とは、頬の奥にある表情筋のひとつで、口角を引いたり、食べ物を口の中でまとめる時に働く筋肉です。私たちが自然に笑うとき、この頬筋が無意識に働き、口角をキュッと横に引き上げてくれます。つまり、頬筋は「自然な笑顔」をつくるのに欠かせない存在なんです。

しかし、年齢を重ねたり、表情をあまり使わない生活をしていると、この頬筋の動きが弱くなりがち。すると、口角が下がりやすくなり、無表情や不機嫌そうな印象を与えてしまうことも。また、頬が下がることで、ほうれい線が深く見えたり、フェイスラインがぼやけてしまうこともあります。
そこで注目されているのが、美容鍼や表情筋トレーニングによる頬筋へのアプローチです。当院の美容鍼では、頬骨の下あたりに鍼を打つことで、頬筋やその周囲の筋肉の血流を促し、ハリや弾力をサポートします。さらに、電気(パルス)を流すことで表情筋にリズミカルな刺激を与え、リフトアップやむくみ解消を目指すことも可能です。
また、日常的に口角を横に引いて「イー」と言う表情を意識したり、頬をすぼめて内側に引き込む簡単なトレーニングも、頬筋の活性化につながります。
頬筋がしっかり働くと、顔の印象がパッと明るくなり、表情にも自信が出てきます。なんだか顔が疲れて見える、最近笑顔がつくりにくい…そんな方は、頬筋のケアを取り入れてみてはいかがでしょうか?